SS紹介, 蒼き鋼のアルペジオ2016, 原作改変, 女オリ主

西暦2056年、人類は謎の生命体<霧の艦隊>による脅威に晒されていた。
地球温暖化に伴う海面上昇と共に現れた<霧の艦隊>は、人類との海洋決戦に勝利、海洋を封鎖し、人類を陸地へと押し込めてしまった。
交易と通信の術を奪われた人類は衰退の一途を辿っていた――――。

しかし、人類はまだ諦めてはいなかった。
世界各地で「打倒霧」を標語として、反撃の牙を研ぎ続けていた。
そんな中にあって、特に目を引く国があった。
それは世界で唯一<霧の艦艇>を保有している国、日本。

この物語は、1人の少女が日本海軍の一員として海に乗り出す所から始まる。
少女の名は千早紀沙(チハヤ・キサ)。
霧の艦艇と共に日本を出奔した父と兄に続く、3人目の霧の艦長である。
様々な人々の想いを背に、紀沙は霧の作り出した世界へと挑む。
はたして彼女は、父を、兄を、そして全てを取り戻すことが出来るのか――――?

蒼き鋼のアルペジオ―灰色の航路―

千早群像の妹、千早紀沙(オリ主)が主人公。母と紀沙を残して日本を去った父と兄。その原因が霧にあると断定して憎む紀沙。
北良寛に引き取られ、何故か紀沙の前に現れたスミノ(イ404)を自らの艦に、出奔した兄を連れ戻すため霧の海に旅立ってゆく。

霧とは、アドミラリティ・コードとは何か。なぜ千早家が揃って霧と関連したのか。原作でもまだ明らかにされていない要素を独自解釈でまとめている。
原作改変というか、設定もストーリーも完成していて原作超えと言ってもいいのでは…。
特にアニメ版の中途半端感を感じた人は是非読んでほしい。数少ないアルペジオSS。

原作メンタルモデル達のわちゃわちゃコメディ感はあまりなく、ギリシャ悲劇かDeadSpaceっぽい展開が印象的。